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2017年 05月 28日

本流ヤマメの季節

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山の緑が濃くなり、稚鮎が遡上する季節になると格好いいヤマメに無性に出会いたくなる。
ズッシリと重くて太い猛禽類のような猛々しい顔付きの本流ヤマメだ。

開始早々からドスンッとロッドを押さえ込む重くて強いアタリが続く。
竿抜けとなりやすい対岸付近の一筋の流れ、流芯や流芯脇に沈む岩のうけやヨレ。  今日は教科書通りのポイントにヤマメが定位しているから
釣りが組み立てやすい。

でも、当たり前の話なんだけれどルアーの落としどころを誤るとヤマメが定位しているであろうポイントにルアーをトレースすることが出来ず
バイトを得ることは出来ない。

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ヤマメが定位しているであろうピンポイントにダウンクロスやアップクロスでルアーを導き、ここぞというピンポイントでルアーを一瞬下流に流し込んだり 
ドリフト気味に流すと ”ドスンッ!!” とグラスロッドにヤマメの重みが乗り続けた。

今日のタックルもショートレングスのグラスロッドにPEライン。 
一見、低感度のグラスロッドではPEラインのメリットを十分に感じることが出来ないのではと思わるかもしれないが、実際は感度良好で流れの強弱、
ルアーの挙動、振動、ルアーが川底の石にあたった感触まで手に取るように伝わってくるから、頭の中には本流の複雑な流れが映像化されて
ここぞというピンポイントでの誘いが容易となる。 


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今日はどちらかというとダウンよりもアップクロスの角度で流下する稚鮎をイメージした誘いが効果的。
分厚い強い流れでのアックロスの釣りは糸がフケ気味となり、浅い針掛かりでバラシもあるけれど、今日はガッツリとルアーを銜えてくれるヤマメが
多かったからキャッチ率は高い。

アップクロスの角度で反応を得られないときは、水噛みの良いルアーに交換しダウンクロスで再び攻略。
ダウンクロスでのヒットはとてもスリリングだ。 
流芯奥でのヒットは流れを味方に付けた本流ヤマメがロールでロッドをギュンギュンと絞り込みカーディナルの不安定なドラグが作動し ”バレ” という
二文字が脳裏を過ぎる。
ときにはラインが底石に擦れる感触がブランクを伝わりラインブレイクの恐怖に襲われることも・・・。
でも、グラスロッドのしなやかな曲がりと粘り強いトルクには絶対の信頼を置いているから、ロッドのしなり具合を確認しながら、やや強引に流れから
本流ヤマメを引き離しネットイン。

ホッとする瞬間だ。

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パーマークが鮮明に浮かび上がる奇麗なヤマメ。
この川のヤマメはやや銀化気味でパーマーク薄っすらと確認ができる個体が多く、やや肌も荒れ気味。
こんなヤマメをキャッチするとサイズに関係なく嬉しくなってしまい、まじまじと魚体を舐めまわすように観察をしてしまう。


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久しぶりの北陸本流。
岐阜県内の河川は渇水気味で冴えない状態だけれど、豊富な水量、流れの中に沈む石は稚鮎によって石が磨かれ流れは生き生きとしていた。
ただ、天候はというと曇りがちで冷たい雨が体を濡らす。 こればかりは予想外でレインウエアーを準備していなかったことに後悔。


次に入ったポイントでは、アマゴがネットに収まった。

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フローティングミノーでのヒット。
威風堂々とした本流アマゴの姿にはうっとりしてしまったけれど、ちょっぴり残念な気持ちが湧いてしまった。

数年前から毎年通い始めた北陸の流れ。 
この川でアマゴに出会うのは初めて。支流や上流から落ちてきたのか、それともヤマメの稚魚に混ざっていたのか・・・。
真相は闇の中だけれど、北陸の流れにふさわしくないこのアマゴはお持ち帰りし、食卓の彩のひとつにさせて頂いた。


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その後もフローティングミノーでのヒットが続いた。

1本の瀬の中に定位する複数のヤマメを戦略的に狙う本流の釣りはとても楽しい。
1尾、2尾、3尾と数を伸ばしていく釣りは自身の引き出しの多さが問われる。 一つの瀬の中には川底の石の大きさや配置によって生まれる複雑な
流れがあり、水量、水温、季節などによりヤマメが定位する場所が変化する。

分厚い流れに定位するヤマメは長くルアーを追わないから、立ち位置やルアーのトレースコースなどを熟考を重ねる必要がある。
ここぞというピンポイントで反応を得られないときは、角度を変え深度を変えアクションを変えてバイトに導く。
相変らず今も失敗続きでポイントを荒らしてしまうことがあるけれど、賢い本流ヤマメとの微妙な駆け引きは釣りの幅が広がり新たな引き出しを作る
ことが可能となるから楽しい。


時計の針が11時を刻んだ。
帰宅時間となり最後の1投。 規則正しくミノーが手元近くまで来たとき黒い影が現われミノーを引っ手繰る。
ピックアップ寸前のヒットのため魚とのやり取りに余裕が少なく、最後の1尾はドタバタしながらの少々格好の悪いランディング。


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ネットに収まったのは、この本流では珍しいイワナ。
この川の源流域は例年よりも残雪の量が多いらしく、例年に比べ水温は低く推移し本流、渓魚の活性が上がるのが遅かったと漁協職員から聞いた。
この本流で初めてのイワナ。季節の遅れを証明している1尾となった。

今年は例年よりも本流、渓流魚を楽しめるかもしれないけれど、どこの河川も鮎の解禁が迫っている。
鮎の解禁はもう少し先でも良いんじゃない?? なんて思うのは私だけだろうか・・・。


釣りの後はこの地ならではのグルメを満喫し帰宅。 贅沢で充実した釣行となった。




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by hanahiro21 | 2017-05-28 22:26 | Fishing (Other) | Comments(2)
Commented by 山猿 at 2017-05-29 20:38 x
鮎は金になりますから、漁協はなるべく早く解禁と思っているのでは?
この辺では付知が早くから解禁で人も沢山来ますからね。

素晴らしいヤマメ達です。見ていてうっとりします。
アマゴはなぜ釣れたのか?そこが気になりました。
Commented by hanahiro21 at 2017-05-30 19:52
山猿さん
こんばんは。
確かに渓魚に比べたら鮎はお金になりますね。
河川近辺のサービス業も恩恵を受けますから。
最近の鮎師は出勤時間が早く早朝でもお目当のポイントには鮎師の姿。
肩身の狭くなる季節の訪れです。


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