H's-Style

hanahiro21.exblog.jp
ブログトップ | ログイン
2015年 06月 23日

充実感を味わう

先週の釣行で掛け損ねた良型アマゴの影が忘れられなかった。
私にしては珍しく少々悔しさの残る釣行になってしまった。

平日の夜はこのアマゴをいかにして獲るのか思案をめぐらせ、アマゴの活性が上がるきっかけとなる水位の変動を毎日確認していた。
ある日、局地的な降雨により水位に変動が現われた。
獲れる可能性が少し上がった気がする。


c0351369_21281755.jpg


日曜日の朝、目的河川の水位は先週よりやや低いのが気掛かりだけれど、天気は下り坂の予報で鮎師の姿もなく雰囲気は悪くない。
アマゴたちは溶存酸素量の多い流れ、適度な流速と水深、危険を感じたときにサッと身を隠せる障害物があるポイントに身を潜めていると読んだ。

しかし、現実はそう甘くなく先週同様にチェイスをさせることが出来ても、乾いた浅いバイトの連続で針掛かりさせられない。
バイトを注意深く観察してみると軽く啄ばむ仕草、尾びれでミノーを叩いている。
これといった打つ手が見つからないので、スレを深くさせないように、こちらから早々に見切りをつけて新たなポイントへと移動した。

3箇所目のポイント、鋭角な大岩がゴロゴロと沈んだ淵。
先週の釣行時に淵の中を悠々と泳ぐアマゴの姿があった。
薄っすらと確認出来るパーマーク、やや大きめの頭に幅広い魚体、大きさは30㎝半ばといったところ。
ミノーを斜め前方から激しくフラッシングさせてみたが、チラリとミノーを見ただけで追う気配も逃げる気配もなかった。

『こいつは食わない・・・。』

余分なプレッシャーを与えたくなかったので、2投目をやめて暫くの時間はそのアマゴの行動を観察していた。
釣り人を見下すような仕草に見惚れてしまった。


今日の狙いはこのアマゴ。
私が読んだ核心ポイントは淵の流れ込みの流芯スレスレの大岩付近。
まずは、核心ポイント以外の魚を狙いたい気分だけれど、そのキャストによって目的のアマゴに警戒心を抱かれるのを避けたいため、1投で仕留める心構えで挑む。

緊張を伴った1投。 狙ったポイントにミノーが着水したのと同時に素早くミノーに水を噛ませ目的の深度まで潜らせる。
糸ふけを利用してミノーを明滅させると、やや重いアタリ。
目的のアマゴではないことが瞬時に想像出来た。


c0351369_21483940.jpg

ネットに収めたアマゴは尺には僅かに足りない。
残念な気持ちを一瞬感じたが、私が思い描いた通りに出たアマゴは夏の気配があり、眺めているうちにジワジワと嬉しさが湧いてきた。
色々な角度から写真を撮ってみる。 撮影した写真は私の頭の中のイメージとはかなりかけ離れているけれど、被写体が良いから画になっていた。


今にも空が泣き始めそうなので、もう一つの目的であった新たな支流の開拓をすることに。
しかし、入渓直後から雨が激しくなり、渓らしい濃いアマゴを数匹キャッチ出来たが、カメラを出す気にもなれず、急ぎ足で退渓路まで釣り上がり車へと避難した。

雷雨を伴った激しい雨の中、車中で仮眠をとったあとに午後から一緒に釣りをするItaruさんと合流しお昼ごはんを食べに行く。


c0351369_21580328.jpg

目的のお店でJYIさんと合流し3人で岐阜県のB級グルメではグンッと知名度が上がった鶏チャンを頂いた。
鉄板の上でじゅうじゅうと音を立てて焼けるお肉と野菜を生ビールと共に味わいたいところだが、今回はノンアルコールビールで鶏チャンを頬張る。
ビールにも白米にも合う鶏チャン、タレに浸かりたい気分です。
私は大食いではないけれど、どんぶりの白米をペロリと平らげてしまう程の美味さ。
岐阜県内には地域によって味付けや食べ方が異なる鶏チャンが幾つかあるけれど、今回頂いた鶏チャンは私の中ではNo.1の美味しさ。
何度も足を運びたくなります。 JYIさん美味しい鶏チャンに鮎のお土産ありがとうございました。
どちらも病み付きになる美味さです。


お店を出ると激しい雨は止み、青空が広がっていた。
午前中の降雨により午後から釣りをする予定の川は強い濁りが出てしまい釣りが出来ない状態になってしまったので、Itaruさんと午前中に少しだけ釣りをした支流へと向かった。


c0351369_22103207.jpg


午前の降雨により水位が上昇した流れには濁りもなく、渓らしいアマゴが飛び出しそうな雰囲気がムンムンしていた。

入渓直後、フローティングミノーで白泡の中を引くとアマゴがヒットした。
寄せてくるときの重量感とパワフルさに驚き一瞬頭の中が白くなってしまったが、Itaruさんの  『流し込んで!!』  の声で我に返った。


c0351369_22151684.jpg
c0351369_22154036.jpg

予想外のサイズに針を外す手が震えてしまった。 尺はないけれど、この渓にしては分厚い背中と艶やかな魚体。
素直に嬉しいアマゴ、これからの釣りが楽しみになるアマゴであった。


c0351369_22204591.jpg

Itaruさんと一緒に釣りをするのは2年振り。
単独釣行が多い私にとって、釣友との釣りはとても新鮮な気持ちになり心躍る。
川の話、魚の話、釣具の話、釣法の話など話題が尽きることなく、実に興味深いことが多くて時を忘れてお喋りをしてしまう。
渓に降り立つとアプローチ、立ち位置、着水点、トレースコース、選択ルアー、カラー、レンジ・・・。様々なことをジックリ観察させてもらい自分の釣りと比較をしてみる。私の欠点を洗い出すのに良い機会となり、釣りの引き出しを増やすことも出来て充実した時となる。


ん!! 観察をしているのは私だけではないみたいですぞ・・・。


c0351369_22283953.jpg

その後も細い流れを右岸に渡ったり左岸に渡ったりを繰り返しながらアマゴを探すが、無邪気にミノーを追い回すのは小さなアマゴばかりで、色濃いアマゴは何処かでジッと身を潜めていてミノーを追わない。

この支流を釣るのは私も初めてで手探りの状態。
やや細い流れにはアマゴの幼魚、アジメドジョウ、カワムツ、アブラハヤ、餌となる川虫、陸棲昆虫、纏わり付いて欲しくないヒルなどの多くの命がいる。
生命感溢れる流れにアマゴの姿を探し続けるのだが、気圧が急激に上がり過ぎたのか、それともただ単純に魚影が薄いのか、満足出来るサイズのアマゴが現われない。


太陽が西に傾き始めたころ、魚たちの活性が上がりポツポツとアマゴがヒット。


c0351369_22373314.jpg

『やや紫っぽいアマゴだね・・・。』

c0351369_22383643.jpg

『このアマゴは朱点が少なめだね・・・。』
アマゴを観察しながら撮影を重ねていく。
Itaruさんのアマゴを見つめる眼差しは鋭くもあり、優しさを感じてならない。

ここはという大場所や小規模なポイントも丁寧に探りながら遡行を続けると魚止めとなる堰堤に辿り着いた。


私が退渓路を探して草むらでゴソゴソとしていると背後で視線を感じた。

おおっ!! Itaruさんのネットに横たわるのはこの川では珍しいイワナ。


c0351369_22441277.jpg
c0351369_22445010.jpg

白く縁取られた奇麗な胸ヒレと艶やかな紫色の魚体、とても奇麗なイワナだった。

この支流にはイワナの稚魚は一切入れていないと聞く。
この流れにどれくらいのイワナが棲息しているのか分からないけれど、これから逞しく成長をして命を繋いで欲しいものです。
撮影後、爬虫類のようにニョロニョロと自ら流れに帰っていく姿を見守った。

丁度いい時間になったところで納竿退渓。
久し振りに夕方まで川で遊んだ。単独釣行の場合はドッと疲れが溢れ出すのだが、今日は疲れを感じることがなかった。
シビアな状況ではあったが、充実感が溢れ爽やかな気持ちで釣りを終えることが出来た。

40過ぎて夢中になれる趣味を持ったことは、心豊かになり幸せなことだと思います。
残り3ヶ月となった今シーズン、思いっきり楽しみましょう。


[PR]

by hanahiro21 | 2015-06-23 23:14 | Fishing (Other) | Comments(2)
Commented by 山猿 at 2015-06-25 12:24 x
早いもので残り3か月になってしまいましたね。
私は釣れない釣り師ですから、魚を釣った数はどのアングラーより少ないと思います。

アマゴは手強いです。なかなか釣れません。流石ですね。
Commented by hanahiro21 at 2015-06-25 17:56
山猿さん  こんにちは。
ブログでは格好良く書いてますが、実際は失敗と溜息だらけです。(笑)
仰る通りアマゴは見切りも早く学習能力の高い魚です。 
サイズが増すごとに、簡単には釣れないので熱くなってしまいます。

ここ数年心境に変化があり、数よりも釣りの質、過程、魚に拘るようになり、自分自身が納得出来る獲り方や
綺麗なアマゴが1尾釣れるだけで満足してしまいます。
これから釣りはシビアになりますが、記憶に残る魚が狙える時期でもあります。
悔いを残さぬように楽しみましょう!!


<< Game over      チェイス&バイト >>