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2016年 11月 16日

考 察

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今年5月の釣行記。
『えっ??  今さら何よ!? 』 
なんて、言わないで下さい。 
時間に余裕が生まれるオフシーズンに投稿することが出来なかった釣行記を更新していこうと思ってますので・・・。


では・・・。

休職中の5月のある月曜日、休み明けのハイプレッシャーな状況下で釣りをしてみたくなり北陸河川へ。
予想通り河原や流れの中には釣り人の形跡。
『 わざわざハイプレッシャーな河川へ出掛けるなんて、どうかしてるよ・・・。 』
なんて思われてしまうけれど、厳しい状況下で今の自分の考え、釣法を検証してみたかったのだ。

朝一からメジャーなポイントを攻めてみるが、予想通りの散々な結果。 
でも、慌てふためくことはない。 予め予想が出来ていた状況なのだから・・・。


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メジャーポイントでも竿抜けとなりやすい対岸の一筋の流れや、流れに変化があるピンポイントをジックリと丁寧に攻めるとヤマメの明確な強いアタリが続いた。

ハイプレッシャーな状況下では、ヤマメは長い距離を追わない。食性や好奇心よりも警戒心が勝っている。
警戒心を解く鍵は何だろう・・・。 
そんなことを考えつつ色々なことを試しながらヤマメの反応を伺う。
トライ&エラーの繰り返しですぐに答えは出ないけれど、今までの経験値から導き出された方法、新たな方法で挑んでみる時間はとても楽しくて仕方がない。

今回は運良くヤマメの心を開く鍵を見つけ出すことが出来た。
でも、来シーズンに今回と同じような状況下に遭遇したとしても同じ手法が通用する可能性は低い。
また、今回と同じく悩み一喜一憂するのであろう。

だから、釣りはやめられないんだよね。



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by hanahiro21 | 2016-11-16 23:03 | Fishing (Other) | Comments(2)
2016年 10月 02日

Last Fishing  2016

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2016年。 渓流の季節が静かに幕を下ろした。
大きな事故、怪我もなく過ごすことができてホッとしております。


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今シーズンラストの釣行では、夏と秋の気配を感じるアマゴにたくさん出会うことができました。
ただ、高水位の影響で撮影に適した河原がなく写真撮影はいつもの1/3程度で撮れ高は少なめです。
あと、毎年この時期になるとペアリングするアマゴの姿があるのですが、1組も見当たらなかったのがとても気になっています。
水の中は秋の訪れが遅いのでしょうか??


今年は環境の変化によるストレスで精神バランスを崩してしまい釣りに出掛けても竿を振らず、温泉施設で1日を過ごしたり、フラフラとドライブで1日を
終えることが何度もありました。
思うように釣りに集中できなかったのは辛かったけれど、あらためて今シーズンを振り返ってみれば良き友との楽しい釣行、素晴らしい魚との出会いが
あった。
山と川と魚、そして良き友に心から感謝です。


皆さん、ありがとうございました。
そして、お疲れ様でした。

週末毎の早起き生活から解放ですね(笑)


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by hanahiro21 | 2016-10-02 19:08 | Fishing (Other) | Comments(4)
2016年 09月 05日

遊び心

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ラパラF11。
この流れに相応しくない長さなのか?

河原の石に腰掛けて流れに目を凝らすと鋭い輝きを放ちながら鮎が石を食んでいる。

盛夏になると鮎師から、
『 バカでかい得体の知れないヤツが囮鮎を追い回すんや。兄ちゃん、釣りにならんからアイツを釣ってくれや!! 』
なんてことを言われたことが過去に数回ある。
鮎師がたくさん立ち込んでいる場所でも、食性スイッチが入った大型魚は警戒心がなくなり狂ったように囮鮎を追い回す。
大型アマゴや大型イワナも一度のハントでお腹一杯になった方が効率が良いはずだ。

今日も鮎師から声を掛けられる。
『 何が釣れるの?? 』
『 釣れたか?? 』
『 アマゴ居るんか?? 』
などと、いつものようにお決まりの質問が飛んでくる。
しかし、渓流釣りやルアーを楽しまれている鮎師からは、
『 そんな大きいのに食ってくるのか!? 』
と、やや疑いの眼差しを向けられてしまう。

釣り人はやたらとカテゴリー化したくなる。
このルアーはバス用、ソルト用、トラウト用だの云々。 でも、魚たちはそんなこと関係ないんだよ。

ただ単純に可能性があるのならば、このミノーで釣ってみたい。
狙い通り釣れたら、いつもより数倍嬉しいし、ひょっとしたら良型の魚が釣れるかもしれない・・・。
色々なモノで、色々なことを試さないと損な気がする。 私の釣りには遊び心が必要なんだ。遊び心の先には新しい発見が生まれるかもしれない。
そんなイヤラしさも溢れ出しこのミノーを持ち出してみた。

ギュッと絞られた流れが護岸にぶつかり緩やかに広がるポイント。
川底に沈む石を意識しながらラパラを通すとグレーの影が流れを下りながら良い反応を二度も示したがバイトまでは至らなかった。

どこに消えた??
もう一度・・・。

しかし、心が折れてしまい5㎝のシンキングミノーに変えて三度目の挑戦。
川底に沈む大きな岩陰からアッサリとヒット。


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嬉しいんだけど、出来ればラパラに喰らいついて欲しかったね。
ちょっぴり残念な気持ちになってしまったけれど、ラパラを追う姿、喰らいつくべきか止めるべきか躊躇するアマゴの姿をしっかり目に焼き付けた。
二度も反応を示してくれたことにとてもワクワクした。
ラパラF11。 十分可能性があるんじゃない??

” マジメ一方で遊び心がない ” ” いつも緊張感の中でピリピリしている ”  そんな釣りをしていると私は素直に釣りを楽しめず疲れてしまう。
残り少なくなった今シーズン、遊び心も忘れず携行しよう。
できれば、今シーズン中に
『 ねぇ!! 見てよ聞いてよ!! ラパラF11で釣ったんだよ!!! 』
と、ここで報告したいなと思ってます。(笑)



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by hanahiro21 | 2016-09-05 21:25 | Fishing (Other) | Comments(2)
2016年 08月 24日

秋へ・・・


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今回はいつもの里川で、今シーズン一度も釣り歩いていない区間に入りアマゴの姿を探す。

開始早々に秋の気配を僅かに感じるアマゴをネットに収める。
夏アマゴのように鋭く光り輝く魚体に見えるけれど、まじまじと見つめると鱗はギュッと引き締まり、渋みを増した魚体は鈍い輝きを放っている。

すでに秋への準備が始まっているようだ。


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夏の日差しが降り注がない区間なので、光量不足により撮影には苦労する。
カメラの設定をイジクリながら、何枚も何枚もシャッターを切ってみるけれど、納得の1枚には程遠い。
でも、写真で上手く切り取れなくても、朝一からこの里川らしいアマゴを狙い通りに獲れたことには大変満足なのだ。

いつもならば2、3回ほど流して次のポイントに移るのだけれど、目の前にある落ち込みから続く流れと深みが気になり離れることが出来なかった。
夏のアマゴならばすぐに反応を示し姿を捕えることが出来るが、なぜか今日は姿を見せない。
その異様な静けさは夏の日差しのようにメラメラと私の心に火をつけてしまうのだ。
呼吸と心を落ち着かせた後、キャストを繰り返す。 レンジを変え、アクションを変え、トレース角度を変え執拗に攻めてようやくヒットへと導いた。 

してやったりだよ。。。。


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前日の夕立で短時間ではあるが増水した里川。
明日はウハウハな釣行になるぞ・・・とウキウキしながら車を走らせたのだけれど、増水した時間は僅かで私が訪れた時間になると平水よりやや減
という状況になっていた。

今日は厳しい釣りになるかも・・・。
朝一から不安を感じたが、ここぞというポイントにはアマゴの姿。 いつもは見逃しがちな小さなポイントにもアマゴの姿。
相変らず不用意なアプローチで魚に走られたり、バラシ、掛け損ないを連発し肩をガックリと落としてしまうけれど、予想以上にアマゴの姿を見ることが
出来ただけでも収穫ありの釣行となる。


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小石が敷き詰められた瀬の中から勢いよく飛び出したアマゴ。 チェイスのスピード、切り返しの速さは夏を強く感じさせてくれた。
小さくても迫力を感じるアマゴは渋みが出始め、秋への準備が始まっている。


今日は遅くても10時には川を上がらなければならない。 帰宅時間が迫ってくる。
焦りを感じながらもアマゴの姿を探し続ける。

遡行するにつれて川は左右に蛇行を繰り返す。 か細い流れや夏の日差しが容赦なく降り注ぐ場所は軽く探りを入れる程度にして足早に去っていく。
そして、日陰の区間に突入すると丁寧にジックリと攻めてみる。
しかし、陽が高くなってきた影響なのか、20㎝を超えるアマゴは影を潜め、子アマゴが異常なほど元気になる。
なるべく擦れさせないようにサッとミノーの回収を試みるが、急激な動きが彼らのスイッチを入れてしまうようでミノーにアタックを繰り返す。

『 ちょっと・・・、君たち面倒くさいよ。 来年オジサンと遊ぼうな 』 と、手早くリリースをする。

緩やかに左カーブを描いた流れ。 山から細い流れ込みがあり、流れの上には倒木から伸びる枝。

『 ここは絶対居るでしょ・・・。 』

魚を掛けた後の一連の流れをイメージした後、ミノーを静かにポトリと落とす。 素早くリップに水を噛ませて明滅を繰り返すと黒い影が狂ったように
ミノーをチェイス。

『 これは頂きだ!!! 』

トゥイッチのリズムを変えてミノーのバランスをわざと崩すと反転しながらミノーを引っ手繰った。

アマゴとは思えないスピードと黒い影に ” 外国のお方 ?? " なんて脳裏をよぎったが、興味をそそられるアマゴがネットに横たわった。



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初めて見るパーの形だ。 パーマークというよりもマダラ模様が全体的に強く出ている印象を与える。

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堂々とした風格、デカい頭と大きなヒレ、薄っすらと婚姻色を纏った魚体を奇麗に撮影したくて光が降り注ぐ場所に急いで移動して撮影を重ねる。
どの角度から見ても完璧なアマゴではないですか。 ねっ?? 笑
尺を超えるサイズではないけれど、今シーズンにキャッチしたアマゴの中でベスト3に間違いなく入る。
ホント、良いアマゴに出逢えて幸せな気分だよ。 ジワジワと嬉しさが溢れ出してくる。

でも、この時期に秋色のアマゴが居ることに少々の違和感を感じてしまう。
ふと空を見上げると夏雲の遥か上空に秋の雲が流れていた。
今年は秋の訪れが早いのかな・・・などと、たわいないことを考えながら川を上がり車へと急いだ。







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by hanahiro21 | 2016-08-24 21:48 | Fishing (Other) | Comments(2)
2016年 08月 11日

Shad

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トラウトフィッシングでポピュラーなルアーといえば、ミノーやスプーンが真っ先に思い浮かぶ。
最近はトラウト用のバイブレーションやジグが流通するようになったので、密かに持ち歩いているアングラーが多いと想像する。 

私がこっそりとボックスに忍ばせているルアーといえばトラウト用のシャッド。  シャッドはブラックバス向けでしょ・・・と、思われる方が多いかもしれない。
確かに市場に流通しているシャッド系のルアーはブラックバス向けばかりでトラウト向けのシャッドを見つけ出すのは困難な状況だ。
一時期、数種類だけトラウト向けのシャッドが市場に流通していたが、残念ながらトラウト界では受け入れられなかった。 
シャッド系よりも種類が豊富で使い勝手の良いディープダイバーに押され短命なルアーとなってしまった。
しかし、ハンドメイドの世界ではシャッド系のルアーが現在も生産されており、ひっそりと流通している。
今回は新たに購入したシンキングタイプとフローティングタイプのシャッドをボックスに忍ばせ里川へと向かった。


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連日の夕立で息を吹き返した流れの中から出た弾丸のような夏アマゴ。
ルアー後方に突然現れ素早くシャッドを引っ手繰ると水中でギラギラと強烈な光を放ちながら “ ジジジジジ~~ッ ” と、愛機からラインを引き出す。
グラスロッドを叩き折るような暴力的なファイトに胸が高鳴る。 いいサイズじゃぁないの? 超えちゃったんじゃないの??


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夏の日差しのように眩く光り輝くボディに浮かぶパーマーク。 イイ顔付き、格好イイアマゴにニンマリだ。
イイアマゴは撮影にも熱が入る。 アマゴのコンディションを考え水通しの良いプールを作り、手早く丁寧に撮影を進める。
残念ながら、釣り上げた直後の美しい色合いを撮影することは出来なかったけれど、毎年作成するアルバム用に良い写真が何枚か撮ることが出来た。


今日はアマゴの警戒心がいつもより和らぎ2度目のチェイス!?  なんてこともあるから積極的にミノーを通していける。
流れや水深に合わせてフローテイングタイプとシンキングタイプを使い分けながら流れを刻むと、この川らしいアマゴがチェイスとバイトを繰り返す。

ジンクリアの流れに見つけた影。 パーマークがはっきりと確認出来る。 サイズは20㎝半ばから後半といったところか・・・。
静かにゆっくりと立ち位置を変えてトレースコースをイメージ。 低い弾道でシャッドをキャストして素早く目的のレンジまで潜らせる。
細かなピッチのヒラ打ちを掛けるとアマゴが2匹チェイス。 見付けたアマゴをバイトに導くため食わせの間を一瞬入れると堪らずバイト。 

あれれれ・・・、別のアマゴがバイトしちゃったよ。


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まぁ、いいや。 サイズは兎も角、美しい色合いのアマゴがネットに収まった。
しっとりとした色白ボディに浮かぶ濃いパーマークと鮮やかな朱点。 このアマゴもとても奇麗だ。  でも、ちょっと不満足なんだよね・・・。
女々しくも、最初に見付けたアマゴにもう一度チャレンジしてみたけれど、一度だけ反応を示したもののネットに収まることはなかった。

今日は魚の反応が良いから余分なルアーはすべて車に置いて、シャッドタイプのみで釣り通してみよう。


ここ数年、私はディープダイバーよりもシャッド系の使用頻度が高くなっている。 
あくまでも個人的な見解なんだけれど、ディープダイバーはどうしても巻き重みが苦になってしまうし、自分で操っているという感覚を得ることが出来ない。 
私は激しくヒラを打たせたり、時には艶めかしくヒラを打たせるのが好きなので、ついついシャッドに手が伸びてしまう。
私が愛用するバルサ製のシャッドは複雑な流れでも水をシッカリ噛み、流れから飛び出したりすることもない。 
軽やかな動きはとても操作がしやすく、バルサの高い浮力は流れの中にルアーを留まらせることが可能となり、食わせの間を仕掛けやすくなる。

結局はディープダイバーを使いこなせていないということなんだけどね・・・。


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退渓路近くのトロンとした流れ。 川底の岩盤には数本のスリットが入っていて、アマゴはスリットの中や岩盤際のエグレに定位している。
今日は良い感じの水量となり理想的な流れが広がっている。 今日は何処に定位している??? 岸際のボサ下も怪しいぞ・・・。
過去に何度か不用意に近づき過ぎてアマゴに走られているので、シンキングタイプのシャッドに交換をして静かにアプローチを決める。

今日、最も怪しいと感じた流芯脇に遠投。 狙い通りのピンポイントにキャストが決まると自然と集中力も増していく。
グリグリッとカーディナルを巻き、リップに水を噛ませダイブ。 ガッチリ水を噛んだところでラインを弾くように軽くトゥイッチを数回入れた瞬間、
グンッ!! グンッ!! グ~ン と、首を振る振動が伝わってきた。  ビシッ!! と、アワセを決めると遥か上流で水飛沫が上がった。

『 よしっ!! 』

心の中で小さなガッツポーズを決める。
まぁまぁのサイズかな・・・。 
寄せてくる時の重量感とロッドを叩く強い引きに胸が高鳴る。 魚の姿を見るのが楽しみで仕方がない。


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繊細な色彩を浮かべた奇麗なアマゴがネットに収まった。
ボディの色合いに目を奪われ思わず唸ってしまった。 力強さを感じる肉厚なボディの鱗はギュッと引き締まり、淡い桜色が美しく浮かび上がっている。
この里川のアマゴたちは、すでに秋を意識し始めているのだろうか・・・。
1匹のアマゴを注意深く観察するのはとても楽しい。釣りがもっともっと奥深いものになっていくような気がしてならない。
 

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同じポイントでさらにもう1匹追加。  このアマゴは夏真っ盛りの色合いだ。大きく発達した胸ヒレもイイ感じじゃないの。
夏の日差しを背に撮影を続けているとジリジリと背を焦がし始めた。

気が付けば楽しいシーズンもあと一か月半で終わりを迎える。 すでに終盤戦突入なんだ。 ホント、時が経つのは早いや。
今年はあと何回、川に立つことが出来るのだろうか・・・。 急な長期出張が入ったりしないだろうか・・・。
最後はやや不安な気持ちが湧き出して来てしまったけれど、そんな気持ちになるのは今回の釣行が充実していたという証。

夏の青空の下、久し振りに訪れた里川で短時間ではあったけれど、お気に入りのシャッドで心から満足出来る釣行となった。
単独釣行ではホント、久し振りだよ(笑)


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by hanahiro21 | 2016-08-11 22:03 | Fishing (Other) | Comments(10)
2016年 06月 25日

肩肘張らずに


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渇水の流れを京都のOさんと釣り歩いた。
梅雨入りしたものの渓を潤す雨が降らず、3年振りに訪れた渓の水位は30㎝ほど低く、この時期にしては異常な状態らしい。
普段は押しの強い流れが広がる渓。  
今日はトロンとした流れとチャラチャラの流れが広がり、場所によっては鯉科の魚たちが元気一杯に走り回っていた。

今回は押しの強い流れに適したお気に入りのルアーを持ち込んだのだけれど、渇水の流れの中で上手く操作が出来ず川底に沈む枝や石と石の
隙間にルアーを取られてしまい渓魚たちの警戒心を自ら煽ってしまっている。
渇水時は静かな遡行とアプローチ、ソフトな着水が大切となり、ポイントによっては遠目から精度の高いキャストが要求されレンジコントロールにも
気を配らなければならない。
飛距離を出すためには自重のあるミノーや飛行姿勢が良いものが距離を稼げる。 しかし、今日は飛距離を優先するとミノーの操作に苦労する。
どうやら今日は現場に持ち込むミノーの選択を誤ったようだ。

手持ちのシンキングミノーでは釣り自体のリズムが悪くなるので、数少ない手持ちのフローティングミノーで流れを刻んで行く。
フローティングミノーはシンキングミノーに比べ飛距離は犠牲となってしまうが、レンジコントロールがし易くてヌメヌメッとした泳ぎと高い浮力で川底の
障害物を回避してくれるからリズムが良くなる。

『 よし・・・・これなら釣れそうだ。 』

やや深みのある瀬をアップクロスでミノーを通すとようやく本日1尾目のアマゴがネットに収まった。
20㎝前半ではあるけれど、渇水という厳しい状況の中で私のミノーをガッツリ捕えてくれたアマゴと先行させてくれたOさんには感謝である。



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釣行する度に感じるのだけれど、1尾目の魚はサイズに関係なくホッとしてしまう。
兎に角、嬉しいという気持ちで心が満たされる。 でも、釣り人の性なのかこの嬉しいという気持ちは長続きしなくて” さらにもう1尾 ”  ”次の1尾は大物 !! ” 
” 自分が思い描いたように!! ” などと欲深い気持ちにあっという間に支配されてしまう時がある。
釣行日最初の魚が良型なんてことは滅多にないけれど、最初にオオモノが釣れたり、思い描いたように魚が釣れれば欲深い気持ちに支配される
ことなく幸せな気分で川を上がれるんだけどね。

その後は小型アマゴの猛攻にあう。
なるべくバイトさせないように心掛けるのだけれど、私が操るミノーは渇水の流れを元気良く泳ぎ回る無邪気な彼らの恰好の餌食となってしまう。 
元気一杯なのは良いことだけれど、お願いだからもう少し大人しくしてくれないかな・・・。


流れがカーブする毎に現れる淵。
良型アマゴの匂いがプンプンするのだけれど、淵に定位するアマゴたちも陽気な状態ではなくスピード感あるチェイスもなければ、突き上げてくるような
気配もない。 厳しいね・・・。

ある淵に辿り着くとOさんが
『 ここは良い魚が付いてますよ。 』 
と、小さな声でつぶやく。

静かにアプローチして、餌を流れに馴染ませた直後にOさんの竿が大きな弧を描いた。 
大きい??? 
竿の曲がり具合から緊張感が漂う。 ポイントを必要以上に荒らさず、焦ることなく丁寧にいなしながら手際良くアマゴをタモに収める。
背後から一部始終を見ていた私も Oさんの良い獲り方、良いアマゴに嬉しくなってしまった。



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この規模の淵であれば、まだ魚は居るでしょ。 ポイントも荒れていないし・・・。
ってことでOさんにポイントを譲って頂きルアーを通すと黒い影が長い距離をチェイス。 ルアーをスッとスライドさせると水面下で鈍い輝き。
これはアマゴではないぞ・・・。

 

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やや高めの水温だったので予想外のイワナには少々驚いた。
この川らしいイワナなのかは分からないけれど、ヌメッとした色濃い身体に大きく発達した尾鰭と白く縁取られた鰭。
目的のアマゴではなかったけれど、コンディションの良いイワナに目を奪われてしまう。
私好みのイワナだ。 このイワナは記録に残そう・・・。


遡行を続けると分流が合流する場所に辿り着いた。
Oさんは分流へと入り私はメインの流れを探る。
メインの流れを色々な角度からミノーを通してみるけれど、アマゴは渇水の影響で神経質になっていてルアーを追う距離が極端に短い。
追うことは追うんだけど、食わせるまでの距離が足らない。 
参ったね・・・・。 短い距離でどのようにアマゴを掛ける???? 
頭の中の引き出しすべてを開けてみても良い方法を探し出すことが出来ない。

今の私では攻めることの出来ない魚ということなんだ。 まだまだ経験不足ですね・・・。(苦笑)

ふと、視線を対岸に向けると柳の下に一筋の流れが効いている場所があった。
水深もあり柳の近くには、数個の石が転がり深みもある。 ここには付いてるでしょ。

ミノーを滑り込ませ、軽くミノーを煽るとスッ!! と影が現われミノーを派手にさらって行った。
水面を意識していたのかバイト直後は水飛沫が上がり、柳の下を目掛けて走り出す。
こんな出方をしてしまうと無意識のうちに興奮をしてしまうけれど、魚を掛けた後のシュミレーションが出来ているから、すぐに冷静になれる。
引きの強さから魚のサイズをイメージした後、グラスロッドをギュ~ッ と曲げて柳から魚を引き離しランディング。
 


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サイズは自慢で出来るほどではないけれど、イメージ通りにミノーをトレースしてアマゴを掛けることが出来た。
充実感がジワジワと溢れ出してくる。 シアワセな気分だ。(笑)
カメラを取り出す手が嬉しさで僅かに震えている。



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今シーズンはアマゴのパーマーク、朱点、黒点、マダラ模様、ヒレ、顔などの各パーツも撮影をしている。
アマゴそれぞれの個体差を純粋に楽しみたいのでアマゴの体調を考慮し、適度な水流があるプールを作りじっくりと観察をする。
そして、お気に入りのパーツや興味を抱いたところを押さえていく。
アマゴにもそれぞれ表情の違いや個性がある。 パーマークの形状は様々で同じ流れの中に居るアマゴでも同じ形のパーマークは存在しない。
さらに川が変わるとアマゴの個性、性格、体に明確な違いが現われてくる。 
そんな違いを釣りに行けない平日の夜に自宅のパソコンで眺めている時間はとても楽しいのである。



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幸せな気分となったところで渓の石に腰掛け帽子を脱ぐと、渓を吹き抜ける爽やかな風が何とも心地が良い。 
釣りはもういいや。 釣り以外のことも楽しもう。

水分補給をした後、Oさんの釣りを暫く拝見。
Oさんと一緒に釣りをする度に感服してしまうのが、釣り人としての気配を消すことがとても上手いのだ。
ポイントに立つと スーッと"オバケ"のように気配が消えて行く。 これは何とも不思議な感覚で、ふと振り返ると Oさん姿を見失うことも・・・(笑)



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最近は関西のオオモノ釣り師と囁かれるようになったOさん。 激戦区と呼ばれる岐阜県内の有名河川でも良い結果を残されている。
時には悔しい思い、なぜだろう?と疑問を抱くことが何度もあったのだろう。
これも川に足繁く通い続け経験を積んできた証なんだね。  
私の周りにはたくさんの経験を積んだ素晴らしい釣り人が多くいる。
そんな方たちと一緒に竿を並べ、楽しい時間を共有する。 私はなんてシアワセモノなんだろう。


今日は釣り以外に渓の生き物の観察とカメラも楽しもうと決めていた。
釣り竿を置いて耳を澄ましたり、周囲をジックリ見渡すと渓には生き物の息遣いがたくさん溢れている。



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初夏の林や森で見られるオトシブミの揺り籠。
幼少期、カブトムシを採りに行くとたくさんのオトシブミの揺り籠が地面に転がっていた。
器用にクルッと丸められた葉っぱを手に取り解いてみると黄色の小さなタマゴが1つ産み付けられている。
羽化したオトシブミは、体長1㎝ほどのゾウムシに似た昆虫で、私が住む家の近くでも時々成虫が姿を現す。
当時は特に珍しいものではなかったオトシブミの揺り籠、いざオトシブミの揺り籠を探してみると、なかなか見つけ出すことは出来ない。
棲息条件を調べてみると、針葉樹林には棲息せず、広葉樹林が主な棲息域のようだ。



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アマゴの撮影中に私の足元にヒョコっと現れた日本固有の両生類イモリ。
濃い茶色の体色と毒々しい赤い腹に薄気味悪さを感じる方が多いが、イモリは奇麗な水のみで棲息する水環境のバロメーターの一種。
イモリは飼育に手間いらずとあって、最近はペットショップでも扱われており、私が住む近隣の街のペットショップで驚く値段で売られていた。
ペタペタと手の平を歩くイモリの足の感触は気持ちが良くて懐かしさを感じる。

久し振りに訪れた渓をゆっくりと歩きながら観察してみると、獣臭が強く残る場所、山鳥のさえずりが多い場所、ザワザワと草木を大きく揺らす風が
吹き抜ける場所などがあって、至るところに生命感を感じる。
こんな場所に長年居ると五感が研ぎ澄まされていくのだろうな・・・などと思いをめぐらしてしまう。

夕方近くに 京都の Iさんも合流し3人で渓を釣り歩く。
しかし、高水温が影響して鯉科の魚たちと子アマゴに悩まされ、暫くの時間は辛抱の釣りとなった。
時刻が5時近くになると、今まで静まり返っていたアマゴたちが目覚め、IさんとOさんの目印に反応が現れ始める。
Iさんの数投目、ビシッ!! とアワセが決まる。

『 来たで~!! うわっ!! コイツ、引くで~ごっつ引きよるで~。尺はないかもしれんけど、9寸はあるで~ 』

渇水でか細くなった渓に太い声が響き渡り、充実感と疲労感で満たされた私の脳内にビリビリっと電流が走る。
一気に眠気が吹き飛んだ。
流れの中を縦横無尽に走るアマゴとの呼吸を合わせながらネットインのタイミングを計る I さん。
良型とのやり取りにも手慣れた感があり、安定感もある。
アマゴの引きを楽しみつつ、手前に寄せて素早くタモで掬い上げる。 



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おお~っ!!  良いアマゴではないですか。 
同じポイントで続けてOさんも良型のアマゴをキャッチ。
この状況には少々驚いた。 IさんとOさんがアマゴをキャッチした場所は、私が1時間ほど前にミノーで探ったポイント。
その時はアマゴのチェイスもなくて、ガックリと肩を落としてその場を後にした。 そのポイントに辿り着いたときは、この流れには絶対アマゴが居る
でしょ。 勝負も早いでしょ・・・。 なんて高を括っていた。
もっともっと丁寧に、時には執拗に攻めないといけませんね。  

気が付けば帰宅予定時刻を過ぎていた。 
Iさんは、Oさんの1尾に触発されもう1ラウンド。 
私とOさんは、初夏の流れを十分満喫したこともあり、いそいそと帰宅の途に。

帰宅の道中、道路脇の畑には夏野菜がグングンと成長し、田んぼからは蛙の合唱。
空気はやや冷んやりとしているけれど、夏の近付きを肌身で感じた。

さて、各河川では鮎が解禁し、トラウトアングラーは肩身が狭くなる季節となった。
しかし、これからの季節は良型が狙える季節でもある。 私の場合、オオモノを狙うぞ~!! と意気込んで出掛けると、毎回散々な結果が待ち受けている。
今年も川の周囲の景色を楽しみながら、記憶に鮮明に残る魚と出会いたい。


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by hanahiro21 | 2016-06-25 21:36 | Fishing (Other) | Comments(6)
2016年 06月 05日

木曽へ

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3年振りに訪れた木曽川。
記憶に新しい御嶽山の噴火、漁協の衰退、入漁料の値上げ、渓魚の不漁など明るい話題が少なくなってしまったが、木曽の重厚な流れの中には
この川独特の色合いと個性的なパーマークを浮かべたアマゴたちが命を繋いでいる。
そんなアマゴたちに出会いたくて木曽へと車を走らせた。

今回も木曽に精通されている Fさんの案内で釣り歩く。
長年にわたり木曽の流れと魚たちを見守り続けてきた Fさんは一見強面だけれど、きめ細やかな心遣いと懐の広さに会うたびに心を動かされてしまう。

開始早々から小さな見覚えのある複数の影がミノー後方に度々現れては消えて行く。 
時には左右に素早く切り返しバイトのタイミングを計るアマゴが現われるが、私のイメージ通りにミノーを捕えることはなかった。
しかし、今回は渇水などの諸状況から厳しい釣りになると予想していたので、これはとても嬉しい状況だ。
良い1日になるかもしれない・・・期待に胸が高鳴る。


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最初の区間ではアマゴよりもイワナたちの活性が高くイワナのチェイスとバイトが続いた。
ズシリと重い引き心地は気持ち良く、グラスロッドをギュ~ンと絞り込んでくれる。本命のオサカナではないけれど、多くの魚影とボウズを逃れた
こともあり気持ちが楽になった。

振り返ると Fさんが安堵した表情を浮かべていた。


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日が昇るにつれてアマゴの活性が上がり Fさんも私もポツポツとバイトを拾いネットに収めて行く。
どのアマゴも木曽らしい個性的な体色とパーマークを浮かべている。 木曽のアマゴたちをカメラで撮影したいのだけれど、目の前に広がる木曽の
多種多様な流れにも心惹かれてしまいカメラを出すのをついつい忘れてしまう。

木曽の流れと同じように、楽しい時間がゆったりと流れ始めた。


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初めて Fさんに木曽川を案内してもらったときは、慣れ親しんできた長良川水系と同じ釣り方で挑んだ。
しかし、長良川水系より遥かに大きな底石がゴロゴロと転がっていることによって生まれる強くて複雑な太い流れにルアーを入れることが出来ない。
ゆったりと流れているように見えるが、流れの押しは想像以上に強くてダウンでルアーを入れても弾かれてしまう。
さらに魚の付き場も長良川水系と異なり、それまでの経験から得た知識と自分なりのデータは木曽の前では全く無力で、今までとは全く違った環境に
戸惑い、打つ手もなく釣りらしい釣りをすることが出来ず散々な結果となってしまった。

それ以来、様々な流れで釣りを楽しみ、偏りかけてた私の釣りに奥行と幅を作ることを心掛けてきた。
今日は木曽の流れに合わせたルアーを持ち込み、キッチリと目的のレンジまでルアーを送り込んで木曽の魚の反応を得られている。
たとえルアーを見切られたり、バラしたとしても心に余裕があるから冷静に対応、修正が出来ている。


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でも、私に釣れるアマゴは小型が多く Fさんは良いサイズのアマゴを連発する。
Fさんが良いアマゴを掛ける度に羨望の眼差しで Fさんを見てしまう。

『 ん・・・、まだまだ私は甘いってことだ。(笑) 』

その後、思わず眉間にしわを寄せてしまう魚が数匹出たけれど、ようやく納得の出来る獲り方で良いサイズのアマゴをネットに収めることが出来た。


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H:『 Fさん、どう? 木曽らしいアマゴじゃないですか?? 』

F: 『 やりましたね~。いいアマゴですよ。木曽らしいですよ。』

ネットに収めたアマゴを熟視する。
大きく発達したヒレ、肉厚な魚体は木曽の強くて太い流れを表現している。 
ホント、いいアマゴだ。
木曽らしいアマゴをネットに収めたあとに、嬉しい言葉を Fさんがかけてくれるので何だか心が満たされてしまった。

手早く撮影の準備に取り掛かると、同じポイントで Fさんも良い魚を掛ける。
私が掛けたアマゴと Fさんが掛けたアマゴを並べて撮影。


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私が掛けたアマゴは鮮やかな朱点が印象的。
そして、Fさんが掛けたアマゴは朱点が少なく朱点は淡い色合い。 写真では分かり難いのだが、体色にも違いがあり居着きのアマゴは川底の石と同じ
色合いで体色が濃い。 Fさんのアマゴはグレー系の体色。
さらに観察を進めるとヒレの大きさや色合い、体型など様々な違いを見つけ出すことが出来た。
Fさんの話では、私が掛けたアマゴは居付き型で Fさんが掛けたアマゴは遡上系だそうだ。

木曽のアマゴで興味深い点の一つとして、木曽川は幾つかのダムによって流れが遮られているので、区間によってアマゴに特徴があるそうだ。 
私の周りには、木曽に精通された方が数名居てアマゴの写真を見ただけでどの区間のアマゴなのか判別が出来ている。
もちろん Fさんもだ。
さらに、区間毎のアマゴの性格や行動パターンも理解されているから、その話を聞く度に驚きで声を失ってしまうことがある。
観察力に劣る私は区間毎のアマゴの特徴や性格、行動パターンを掴むことは出来ないだろう。

その後も二人で途轍もない大石が転がる木曽を釣り歩き釣果を重ねた。
アマゴの反応が全く感じられない区間もあったけれど、なぜこの区間から魚の反応を得ることが出来なかったのだろうと考える。
例え目的の魚が釣れなくても、それも釣りの大切な工程なんだ。

今回は曇り空の下だったので、体力の消耗も少なく快適な釣りとなった。
お互い気持ちが満たされたところで気持ち良く納竿。


木曽に来る度に実感するのは、重厚な流れで魚がさほど釣れなくても楽しい。 それは、木曽独特の空気が心を安らかにしてくれるからに違いない。
もちろん、心強い釣友が居るからこそ楽しいのだけれどね。
あと・・・、今回も懲りずに反省してしまったのだけれど、相変わらず " 私の釣りは偏りが激しい” んだよね・・・。
おそらく、すでにFさんは気が付いているはずだ。(笑)


Fさん、木曽の楽しい時間をありがとうございました。
これからは、蒸し蒸しとする季節になりますが、大物の季節突入でもありますね。
肩の力を抜いて楽しみましょう!!


さて、今回の釣行では心温まる出来事があった。
お昼近くに釣りを終えて移動の準備をしていると、地元のお婆ちゃんが見ず知らずの私たちに近寄り

『 これ食べなさい。 』 

と、朴葉巻きを渡し恥ずかしそうにしながら足早に立ち去って行った。


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ちょうどお腹も空いてたこともあり、朴葉巻きをガブリと食べると朴葉の香りが染み込んだモチッとした食感の後に広がる餡子の程良い甘さに
頬が緩む。  
手作りの素朴な味わい。 これは美味い!! なんて美味いのだ。 もう1個食べたくなる美味さだ。

帰宅後、ネットで朴葉巻きを詳しく調べてみると、朴葉巻きは木曽の郷土料理で初夏の訪れを告げるお菓子。
こねた米粉で小豆餡を包み、朴の葉でくるんで蒸しあげたもの。 出来立てよりも、朴葉の香りが餅に染み込んだ翌日以降が食べ頃らしい。
しかし、朴葉巻きを楽しめるのは、朴葉の若葉が採れる5月中頃から7月中頃までの2ヶ月間と短い。

久し振りに美味い郷土料理に出会ってしまった。
密かに朴葉巻きが楽しめる7月中頃までにもう一度、木曽への釣行を計画している。


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by hanahiro21 | 2016-06-05 22:52 | Fishing (Other) | Comments(4)
2016年 05月 21日

成 長

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久し振りに息子と釣行。
息子が中学生になれば釣行する機会が増えるかと期待をしていたが、週末は塾の宿題と部活で忙しくて一緒に釣行する時間をなかなか
得ることが出来なかった。

今回の釣行先は私が生まれ育った故郷の川。
私が川遊びを楽しんでいた幼少期に比べ渓相は随分と変わってしまったが、息子と故郷の川を釣り歩くのは小さな夢だった。

今日は私の小さな夢が実現する。 
私も息子もウキウキ気分で釣り開始。
息子の目標釣果はアマゴ3匹。


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おっ!! いきなりヒットですか!?  仕事が早いですね~。
しかし、ヒットしたのは故郷の川らしい透き通るような魚体のアマゴではなく養殖のアマゴさん。
私は複雑な心境だけれど息子はボウズを逃れたことにホッとしている。

息子が 1匹釣り上げたところで私もロッドを振ってみるが、流れの中からは養殖アマゴさんばかりが勢いよく飛び出してくる。
ミノーを勢いよく追ってくれるんだけど、アマゴの背中の色で養殖アマゴさんと瞬時に判断出来てしまう。
故郷のアマゴは何処に潜んでいるのだ??


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ルアーを引きやすいポイントはすべて息子にチャレンジをさせる。
昨年はキャストからミノーにアクションを付けることすべてが上手く出来ずに悔しい表情を浮かべていた息子。
今はキャスト、ミノーの引き方などの動作が板についてきている。

チェイスやバラシを繰り返しているうちに 2匹目、3匹目と、目標の数のアマゴを釣り上げたがすべて養殖アマゴさん。
目標の数を揃えた直後は笑顔を浮かべていたがすぐに表情が曇った。


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故郷のアマゴは透き通るような魚体と判然に浮かび上がる群青色のパーマークがとても美しい。
どうやら息子は私が釣り上げたヒレピンの故郷のアマゴに出会いたいようだ。

去年までは自分には出来ない、無理と言ってあまり努力をしなかった息子が新たな目標に立ち向かおうとしている。
それも自分ひとりの力で。
いいね。その意欲。

帰宅時間を1時間延長して息子を背後から見守る。
しかし、約300メートルの区間を釣り上がるもアマゴをなかなかヒットさせられない。
今回はヒレピンのアマゴに出会えないと悟った息子。 でも、退渓ポイントにある淵には良いアマゴが居ることを私は知っている。
だって、流れが変われども幼き頃に暗くなるまで遊んだ川なんだから。

息子にヤル気とちょっとした魔法を与えてみると念願のアマゴ??がヒット。
今まで感じたことのない強い引きに息子の身体は硬くなっているので 『 焦らずゆっくり~ 』 などと声を掛けても目の前の出来事に必死になって
いるから息子の耳には入らない。

息子が歯を食い縛りながら寄せてきた魚を私がザブッ!! とランディング。  
息の合ったナイスプレーって感じだ。(笑)


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『 うぉっっ!! いいアマゴだよ。今日一のサイズだよ。 おめでとう!! 』
息子とガッチリ握手。
さぁ、記憶に残そう。


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サイズを計測する私の手は興奮状態で小さく震えてしまう。 
故郷の別嬪アマゴのサイズは24㎝。 私も羨むホント奇麗なアマゴだ。

手早く撮影を済ませたあと息子にこのアマゴを持ち帰るか?と尋ねると 
『 もっと大きくなって欲しいからリリースする。 』 と・・・。

私 : 『 いいのか? 』
息子 : 『 うん。いいよ。 写真も撮ったし・・・。 』

息子も心身ともに順調に成長しているようだ。

息子よ、楽しい1日をありがとう。


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by hanahiro21 | 2016-05-21 16:50 | Fishing (Other) | Comments(4)
2016年 05月 16日

タイムスリップ


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釣果に対しては固執しない、ただのんびりと景色を楽しみながら釣りも楽しみたい。
連休最後の日曜日、そんな想いを胸にItaruさんと釣行。

やや冷んやりとした流れと空気が漂う最初の区間は、思い思いのタックルで釣り上がるが魚たちの反応は皆無。
しかし、釣れないからといってもつまらないわけではない。
良き釣友と初めての川、初めて触れる流れ、初めて見る渓相に心弾む。

この先にはどのような景色と流れが広がっているのだろう・・・?
この川のアマゴの性格はどんな感じ?
どのような体色?
どのルアーでどんな方法でアマゴを狙う?
頭の中では ??” マークが度々浮かんでは消えていく。
こんなワクワクドキドキする情感は、釣りを始めた頃に感じたものと似ている気がする。
今日は釣りを始めた幼き頃の心を取り戻せる時間なのかもしれない。


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眩い新緑の中を遡行するにつれて魚影がチラホラと現れ始めた。
ストレスなく釣りを楽しめる流れで、警戒心が高い魚たちに一喜一憂。

んっ!? こんなに良い場所でなぜ出ない?
良い追い方をしているのになぜ食わない?
何を警戒している?
私の立ち位置に問題あり???

今も昔も悩み考えることが多いのは、少しも変わっていない。
幼き頃、友人と連れ立って流れに向かい少ないルアーであれやこれやと下手くそなりに考え、努力を重ねた先の1尾はとても嬉しくて嬉しくて
たまらなかった。
今日も昔のように目的の1尾がとても遠い存在になりかけていた。


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昼食後、私にもこの川らしいアマゴをネットに収めることが出来たのだけれど、良い写真を撮る前に逃走。
釣り人が必ず経験することですね。(笑)

私が釣った魚の写真は残念ながらないので、Itaruさんが釣ったアマゴとイワナの写真を掲載。


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良いアマゴに良いイワナだ。

その後もこの川らしいアマゴを必死に狙ってみたけれど、追わせて食わせようとしている私はチックンバイトの連発で異常なほどキャッチ率が低い。
Itaruさんは浅いバイトを確実に拾い涼しい顔でキャッチ数を伸ばしていく。

さて、この違いは何・・・?
帰りの車中で気が付きましたが、時すでに遅しでした。


里川で釣りを楽しんだあとは渓の探索。
悪いことをしているわけではないのだけれど時折感じるこのドキドキ感は・・・、小学生の頃に友と楽しんだ探検ごっこの時に感じた空気と同じだ。
さて、目的の場所には何があるのかな???

『 ほ、ほ~っ!!! すげえな・・・。 この先にも道がついているよ・・・。』

40過ぎたオジサン2人でキャッキャとはしゃぎながら過ごした1日は釣りを始めた幼き頃に時が戻ったようだった。
やはり友との釣りは楽しいね。



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by hanahiro21 | 2016-05-16 21:15 | Fishing (Other) | Comments(6)
2016年 04月 12日

春 色

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二年ぶりに訪れた里川。
川沿いの桜並木は満開となり見頃を迎えていた。 普段人影が少ない里川には春の訪れを楽しむたくさんの人。
今日は美しく咲き誇る桜と花見を楽しむ人の視線が気になり少々落ち着かない。


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木曜日の降雨により水嵩を増した流れ。
濁りはなく川の状態は良く感じるのだけれど、唯一気になったのは朝の冷え込み。

水温は9℃。
ひとまず淵などの緩やかな流れを攻めてみるもののアマゴから反応を得ることは出来なかった。
やはり活性が下がってしまったのか・・・?  アマゴの追いも渋いのかもしれない。
状況を見極めるために瀬の中にミノーを通すと見覚えのある影が走る。

んっ!? 結構早い動きだ。 

ここぞという流れに神経を注いでミノーを引くと早速アマゴがヒット。
しかし、花見をしている人の視線が気になりランディング直前でポトリ・・・。

里川のアマゴたちは早い流れの中に入っていて、瀬の中からアマゴたちがミノーを追ってくれるのだが、やや水位が高く流れも速くなって
いるのでミノーの操作が難しい。 
複雑で速い流れによってミノーがトレースコースから外れたり、ミノーが流れに揉まれてしまいバイトまで至らないことが多かった。

今日は立ち位置とミノーの引き方を工夫しながらバイトに導く。
相変わらず掛け損ないを連発してしまう私だけれど、狙い通りに釣れてくれると、やっぱり嬉しい。



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春の柔らかな日差しの中での釣り。
キャッチしたアマゴは20㎝前後ばかりで大きいのは出なかったけれど、どのアマゴも艶やかで春らしい色合いの奇麗な魚体であった。
厳しい釣りになると予想していたが、思いの外たくさんのアマゴをキャッチすることが出来た。

アマゴがミノーをチェイスする光景が目に焼き付いてきたところで納竿。
悔しい思いや苦労もあったけれど良い釣りが出来た。

さてと、長良川に寄ってから帰ろう。
 



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遥々和歌山から長良川に遊びに来ていたS君。
んっ!? その表情・・・消化不良気味のようだね。

胸が高鳴る季節はこれから。 次回は長良川でガッツリ楽しみましょう。  
それまでに私も年券を買っておきますね。


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by hanahiro21 | 2016-04-12 22:01 | Fishing (Other) | Comments(4)